出世して新しい部署の管理職になりました。複数の部下を抱えることになったのですが、部下それぞれの能力も把握できておらず、部下への指示の出し方って、どんな人にどんな仕事をまかすべきか、何か選ぶ基準があるの?
仕事の優先度によって、仕事を任せる部下のおすすめの選び方があります!
仕事の優先度によって、仕事の指示を部下に与える時、仕事の内容次第でどの部下に指示を出すか悩む場面が発生します。
部下といっても、能力は様々であり、優秀な部下もいれば優秀でない部下もいます。
管理職の立場としては、チームの仕事としてきちんと結果を残したい。
ましてや、チームの結果はリーダーである管理職の評価にも直結するのでなおさらです。
指示を出す部下の選び方次第で、仕事の結果というのは120点にも、80点にも変わる可能性があります。
この記事を読むことで、現在管理職の方や、今後自分が管理職になった時に、仕事の内容によってどのような部下に指示を出せば良いか、一つの基準を理解できるはずです。
✔ 記事の信頼性
今回の記事は、TEAM WEBRIDのメンバーが、ある研修で聞いた話になります。
その研修の講師は、とある市の市職員を定年後に、中核市の副市長を務めた人でした。
中核市の職員といえば、数千人規模の組織です。
そんな職場を定年後に、市長から認められて副市長の座をつかんだということは、管理職としてもそれなりの経験を積んだ実績があるはずです。
それではレポートします。
対して重要でない、小さな仕事を任せる部下
対して重要でない小さな仕事は、暇そうにしている部下に指示を出しましょう。
表面だけ聞くと、違和感のある内容です。
重要ではない小さな仕事であれば、誰に指示を出してもいいはずです。
むしろ、重要で大きな仕事が発生した時のために、暇そうにしている部下は余力として残しておいてもいいぐらいです。
しかし、この元副市長の講師の人は、対して重要でない小さな仕事は、暇そうにしている部下に指示を出すこと、と研修の中で話しています。
では、反対の仕事はどうでしょうか?
とても重要な仕事を任せる部下
とても重要な仕事の場合は、忙しそうにしている部下に指示を出しましょう。
この内容も、表面だけ聞くと違和感のある内容です。
なぜなら、とても重要な仕事であれば、暇そうにしていて余力のある部下に指示を出したいところが、一般的な考えです。
しかし、暇そうにしている部下ではなく、重要な仕事は、忙しそうにしている部下に指示を出すべきだ、と元副市長の講師は言いました。
どんな理由があるのでしょうか?
その理由は?
忙しい人
忙しい人というのは、どうして忙しくしているか分かりますか?
それは、人から仕事を頼まれるから忙しいのです。
では、その人はなぜ人から仕事を頼まれるのでしょうか?
答えは簡単です。
きちんと仕事をこなしてくれるからです。
人から頼まれた仕事でも、責任をもって最後まで成し遂げるからです。
暇そうな人
逆に、暇そうな人というのは、どうして暇なのかわかりますか?
それは、他人から仕事を頼まれることが少ないからです。
ではなぜ、その人は他の人から仕事を頼まれないのでしょうか?
これも簡単ですね、先ほどの考え方です。
そうです、きちんと仕事をこなさないからです。
周囲から信頼されていないからです。
暇そうな人というのは、人から頼まれた仕事を、責任をもって最後まで成し遂げる可能性は低くなります。
【上司力】指示を出すべき部下の選び方のまとめ
自分が管理職になり、ある程度の部下を抱えた時、仕事の内容によって指示を出す部下を選ぶ判断を迫られる時があります。
そのような時は、忙しそうにしている人と暇そうにしている人の2者で選ぶ場合、間違いなく忙しそうにしている人を選ぶことです。
理由は先ほど述べたとおりです。
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