この記事で子育てに悩む親に伝えたいこと
幼稚園にかよっている息子との接し方がうまくいかないんだ、どうしたらいいんだろう。
小学校低学年になる娘がいるんだけど、心のすれ違いが大きくて困っています。
実の子といえど、あくまでも人間です、親の思いどおりにならないこともしばしば。
子供のために良かれと思って行ったこと、言ったことが、かえって子供を傷つける結果になってしまったり。
はたまた、親の都合で子供を振り回してしまい、子供の心に寄り添えなくなってしまったり、子育てには多くの悩みが存在します。
そこで、今回の記事では、このように、子育てに悩んだ時に、悩みの解決の一助になる本を紹介します。
この育児本との出会い
TEAM WEBRIDのメンバーがこの本に出会ったのは、図書館のおすすめ本コーナーでした。
その本の名前は、「パパのカノジョは」
題名からは、
子供向けの絵本のくせに不倫の本なの?
という印象を受けましたが、独特な絵のタッチと、手に取ってパラパラっとめくったときの文字数の雰囲気の良さ(読みやすさ)につられて借りたのがきっかけです。
読んでみると、おすすめ本コーナーに置かれていることが納得できる中身の良さでした。
どれぐらい良いかというと、自分の子供たちが親になったとき、育児に悩んだらぜひ読んでもらいたい本だなと思い、Amazon(アマゾン)で速購入をしてしまうほどです。
なお、次のような賞も受賞しています。
『パパのカノジョは』の内容について
その中身はというと、もちろん不倫に関する絵本ではなく、
が登場人物のストーリーです。
娘さんの年頃は、小学校の低学年頃でしょうか。
もともとは外国の絵本のため、ストーリーの世界観は洋風です。
サブタイトルというか、紹介文のような表現として表紙裏には、
という説明があります。
娘さん目線での表現ですね。
物語は、パパの彼女と、パパの娘とのやりとりを中心に進みます。
この、パパの彼女の言動が、子育ての重要ポイントをうまい具合に表現しています。
ネタバレになるため内容を詳しく話せないのがもどかしい。
子育てを経験した親なら、
うーん、そうなんだよ、それが正解なんだよ、でもなかなか自分がその渦中にいると気づけないんだよ。
と思うこと、間違いありません。
この本を読むことで、改めて子供にとってはどのような親の接し方が正解なのかを気づかせてもらえます。
また、自分が子供の頃はわかっていたはずなのに、いざ親になってみると、どうして子供の立場で物事を考えられなくなってしまったんだろうと後悔の気持ちさえ気づかせてくれます。
子育てに行き詰まった人にぜひお届けしたい絵本の紹介でした。
作者の紹介
作:ジャニス・レヴィ Janice Levy
アメリカ、ニューヨーク在住の女性作家です。
本書は6冊目の絵本です。
大人向けの小説も多数出版しているようです。
作家でありながら、英語とスペイン語の教師でもあります、日本でも国語の教師が作家をしているということもなくはない話ですよね。
旦那さんと2人の子供がいます。
ハロウィーンには、ブロッコリーの衣装を着たりするため、彼女は家族から「すごくカッコいい」と思われています。
絵:クリス・モンロー Chris Monroe
アメリカ、ミネソタ州在住のイラストレーターでアーティストです。
本書がはじめての子供向け絵本になります。
ミネアポリス・スター・トリビューンという紙上で漫画を連載している作家です。
彼女の作品は、雑誌や様々な出版物、画廊など、多くの場面で発表されています。
訳:もん
大阪在住の作家であり漫画家です。
ニューヨーク州とハワイ州マウイ島で暮らしていた経験と語学力を生かした連載漫画「おしゃべりニューヨーク」は集英社の「ヤング・ユー」で10年間も続いている人気作品で単行本化もされています。
他にも、愛娘ぎんちゃんの子育てや料理のエッセイや語学書の挿絵など、多彩に活躍しています。
諸情報
2002年1月30日 第一刷発行
2003年7月25日 第5刷発行
発行者:岩崎弘明
発行所:株式会社 岩崎書店
発行所住所:〒112-0005 東京都文京区水道1-9-2
発行所電話(営業):03-3812-9131
発行所電話(編集):03-3813-5526
印刷:光陽印刷 株式会社
製本:株式会社 福島製本印刷
日本語版デザイン:鈴木康彦
岩崎書店ホームページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/
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